対話で創るこれからの「大学」 2016年度シリーズ第8回「つながりを研究する:『つなぐ人』がもたらす価値」を開催しました

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ナレッジキャピタル超学校 大阪大学COデザインセンター×ナレッジキャピタル:対話で創るこれからの「大学」、2016年度シリーズ最終回の「つながりを研究する:『つなぐ人』がもたらす価値」を、2017年3月16日(木)、グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル1Fにあるカフェラボにて開催しました。44人のみなさまにご参加いただきました。

第5回以降は、「社会の中で異なる分野・立場が持つ知恵や経験を”つなぐ”お仕事をされている方」をお招きしてきました。

最終回となる今回は「つなぐ人」に関心を持ち続けてきた研究者お二人をお招きしました。

文化心理学・社会心理学の観点から、人のつながりについて研究をされている内田由紀子さん(京都大学こころの未来研究センター 准教授)と、科学史や科学技術社会論が専門で、新聞や書籍などで社会と科学・技術の関係について様々な論筆をされている神里達博さん(千葉大学国際教養学部 教授 / 大阪大学COデザインセンター 客員教授 / 朝日新聞 客員論説委員)です。

つなぐ人たちが活躍する世界を俯瞰することを目指した第8回でした。

複雑でタコつぼ化した社会をどう乗り越えたらよいのか。メディアについて、大学での取り組みについて、多様なものの見方ができるような人を育てるということについて・・・いろいろな側面から話が進みました。

その中の1つ、印象に残っているのは、「出口(アウトプット、論文や本)よりも入口(インプット、テーマやキーワード)の共有が大事なのでは?」というエピソードでした。評価されるのは出口、ということもあって、ついつい出口を揃えることにこだわりたくなるけれど、一番柔軟な段階で多様な観点からのアイディアを共有することも大事にしたい、というお話でした。

https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/co/2017/000078.phpより転載)

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