2017年9月16日(土)、大阪倶楽部にて、ワークショップ「これからの『いい暮らし』、考えてみませんか? 」を開催しました。
この日は台風が近づいていたこともあって、お天気は荒れ気味。そんな中、お集まりいただいた18人(関係者も含む)のみなさん、ありがとうございました!
今回のワークショップは、科学コミュニケーターの本田隆行さんが進めました。
本田さんは、惑星科学を学び、枚方市役所で働き、その後、お台場にある「日本科学未来館」に科学コミュニケーターとして勤め、そして、今に至る。という変わった経歴の持ち主です。
「ビーバップ!ハイヒール」というテレビ番組にゲストとして登場したこともある!という面白い人です。
この日、本田さんが参加者のみなさんに示した”お品書き”は、次のようなものでした。
1)今の暮らしは満足ですか?
→まずは、日々生活するなかで、「もうちょっとどうにかならんの?」「ここはイヤ」というところを書き出す。
2)どんな暮らしがお望みですか?
→書き出した不満を眺めつつ、「じゃあ、どうしたらもっとよくなる?」を考えてみる。
3)私たちには何ができる?
→一番共感を集めたアイディアについてもう少し具体的に考えてみる。
畳に車座になって、話し始めました。思いついたことは、付箋に書き出して、畳の上に並べていきます。
グループごとに、だいぶ違った意見やアイディアが出ていました。
休憩時間に、お互いの付箋を見てまわります。「たしかにねー」「いや、これはちょっと微妙かなあ」など感想もいろいろ。
みなさんが考える「いい暮らし」。とっても多様でした。同じアイディアでも、人によって「いいね!」となったり「よくないね!」となったり。
最後の本田さんのまとめは、こんなお話でした。
「新しい商品・サービスを開発するとき、もしも、ちょっと違った価値観を持つ人から”つっこみ”が入ったら。もしかしたら、よりよい商品・サービスを生み出すことがあるかもしれません。じゃあ、よい”つっこみ”ってどんなのだろう? うまい”つっこみ”ができる人ってどんな人だろう? いろんな人の話をきいた上で、自分の生活や考え方を振り返る。そんなことを繰り返すと、”つっこみ力”が磨けるかもしれませんね。」
今回のワークショップを一緒に企画させていただいた大阪府さんは、いま、「大阪ビジネスフューチャーズ2017」という取り組みを進めていらっしゃるそうです。これは、府内の中小企業の新規事業創出を支援する事業の一環です。この取り組みに参加する中小企業さんが現在練り上げている最中のビジネスプランに、よい”つっこみ”を入れる役をしてくれる方を募集しつつあるそうです。ご興味のある方は、ぜひどうぞ。