ナレッジキャピタル超学校 大阪大学COデザインセンター×ナレッジキャピタル:対話で創るこれからの「大学」、シリーズ第5回となる「一歩先の未来を描くために:異分野の視点や知を集める」を、2017年2月2日(木)、グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル1Fにあるカフェラボにて開催しました。
COデザインセンターの超学校シリーズは全8回。ここからいよいよ後半に突入します。第5回以降は、これまでと少し趣向を変えて「社会の中で異なる分野・立場が持つ知恵や経験を”つなぐ”お仕事をされている方」をお招きしてトークを展開します。
今回の講師は、人工知能学会の倫理委員会の委員を務めるなどテクノロジーと社会の関係について日々考えている江間有沙さん(東京大学教養学部附属科学技術インタープリター養成部門 特任講師)と、クリエイターのための無料法律相談組織「Arts and Law」やCreative Commons Japanの理事も務める法律家 水野祐さん(弁護士/シティライツ法律事務所 代表)です。寒さが厳しい中、37人のみなさまにご参加いただきました。
江間さんと水野さんはこの日が初対面。にもかかわらず、あっという間に打ち解けて、楽しく対談がスタートしました。お二人とも、おもしろいかも!という直感に従って「どんどん突っ込んでいく」のだそう。「フットワーク軽い」や「興味本位でウロウロ動く」という言葉がしばしば登場していました。”異分野をつなぐ人”の特徴がここにあるのかもしれません。
江間さんの「異なる分野の研究者みんなで、よい問いを探すということをしている」というエピソードや、水野さんの「自分の中にある”ビジョン”に従って、弁護士としての仕事をしている」という言葉は、多くの人の印象に残ったようです。
新しい技術やアートが、世の中に根づくためには、何を整えるべきか、どういう人と人をつなぐべきか、ということを真剣に考えて、そして、楽しく動いているお二人でした。