2017年1月13日(金)、グランフロント大阪北館 ナレッジキャピタル1Fにあるカフェラボにて、ナレッジキャピタル超学校 大阪大学COデザインセンター×ナレッジキャピタル:対話で創るこれからの「大学」 2016年度シリーズ第4回「未来を動かす人とテクノロジー」を開催しました。
今回の講師は、「科学技術社会論」を専門とする大阪大学COデザインセンター教授・副センター長の平川秀幸と、テクノロジーやカルチャーの動向から未来を探るメディア『WIRED日本版』編集長の若林恵さんです。47人のみなさまにご参加いただきました。
コーディネーターである八木絵香(大阪大学COデザインセンター准教授)から、大阪大学COデザインセンターについて、そしてナレッジキャピタル超学校シリーズについての紹介があった後、今回の講師お二人による対談がスタートしました。
次号『WIRED日本版』(2月13日発売、VOL.27)の特集が「サイエンスのゆくえ」ということもあり、若林さんとしては「科学」を取り巻く状況がとっても気になっている、というタイミングでの対談でした。「科学的に”真”であるということと、 “善”であるということが、なぜ混同されてしまうのか」、「なぜ科学技術の発展と経済との結びつきが自明のこととして語られるのか」といったトピックが次々と飛び出しました。互いに話題が尽きることなく90分が過ぎ、終了予定時間を少々過ぎてしてしまうほどの盛り上がりをみせました。
参加者の方からは、
「”未来は意志の発動から生まれる”という言葉が印象に残りました。」
「これからの大学は、自分がやりたいことと異なる分野との交流などもっと長い目で個人を誰かが応援するという機関になればいいな。」
「社会のニーズや市場に流されない教育や研究の場も確保しておいてほしい。」
といった感想をいただきました。
次回以降は、ここまでと少し趣向を変えて「社会の中で異なる分野・立場が持つ知恵や経験を”つなぐ”お仕事をされている方」をお招きして、お話をしていただきます。お楽しみに。