2018年12月18日(火)、千里公民館において、サイエンスカフェ「ゲームで生活習慣病を防ぐ!? 〜みせたくない自分を“仮想の自分”でみせるコミュニケーション手法が持つ力〜」を開催しました。今回の参加者は18人(大阪大学や豊中市の関係者を除く)で、千里公民館の近くにお住まいの方だけでなく、豊中市外から足を運んでくださった方もいました。
このゲームは、日々の生活でおこる「なかなか運動できない」「付き合いで断りにくい飲み会のお誘い」「甘いものやお菓子を食べ過ぎてしまう」など、生活習慣病に関わるさまざまな誘惑にどう対処するのかを、誘惑される側と誘惑する側にわかれて対戦(対話)していきます。対話のなかで他の人がどのようなジレンマを感じ、どう対応しているのかを聞きながら、自身の状況を考えることができます。
ゲームに慣れてくるにつれて、グループ内でのやりとりは盛り上がっていきました。とくに実際の経験や習慣にもとづいた誘惑が語られはじめると、「なるほど。そういう理由もあるのか」「そういう状況だったら断れないかも」など、考えがゆらぐ人も出てきます。
ゲームが一通り終了したところで、上田さんからゲームの中のしかけや意図などが紹介されると、参加者からは「この結果をみると、たしかに自分は付き合いを優先させて不健康な選択をしているかも」といった声や、「他の人の健康に関する習慣や考え方を聞けたのが参考になった」、「新入社員ではない年代を想定した質問があっても面白そう」などの感想があがりました。
サイエンスカフェ終了後の感想としては、「参加型、実体験、擬似体験型がおもしろい」「ゲームで思考や習慣に気づくのがおもしろい」「町内の集まりで使えそう」「これまで他人と健康習慣について話したことがなかったので話すきっかけに使えないかと思う」などがありました。